切削加工とは切削工具などを使用して材料を切り削る加工方法です。
金属やプラスチック、木材などを刃物で削り、形状やサイズを加工していきます。
除去加工と言われることもあり、強い外力により対象物を変形して削る塑性加工とは区別されています。
切削加工のメリットは様々な形状を作れることにあります。
また完成品の精度が高いことも挙げらます。
メリットも多いことから利用用途も広く、形状が複雑である実験装置や機械部品などの製作にもよく利用されています。
しかし複雑な形状に切り削る場合、一点一葉の作業になり時間や手間もかかります。
多くの複雑な部品を生産する場合、また金型を利用した塑性加工に適していますが、コストもかかりますので少量生産の時は切削加工が適しています。
また金型製作部品について精度が高いことから、必要な部分だけ切削加工を施す方法が良く利用されています。
今は研削加工の加工に適していた硬い材質も切削加工できるようになっており、切る・削るといった加工技術は大変高いものとなっています。