バフ研磨とは布を円形状縦に切り抜き一定の厚みで縫ったもの、あるいはバイアス状に縫った布に研磨剤を塗った素材で製品を磨いて行う工程をいいます。
バフ研磨の加工方法は研削とは違い、加工物の表層だけを磨いて加工するのが大きな特徴です。
工程としては初めに粗く削る粗研磨、また最終仕上げの際に光沢面を作る仕上げ研磨など様々で、全体的に数回程度の仕上げを行うのが一般的です。
バフ研磨は対象物の表面が粗い場合、また不均一である場合は光沢面まで仕上げることが可能です。
さらにプレス加工によって発生した大きなバリも除去できます。
一方砥粒や油分、バフカスやコンパウンドなどが多く残りますので、表面にめり込んでいる砥粒や金属片などは取り除けません。
表面にめり込んでいる砥粒や金属片などがそのままになると、腐食の原因にもなります。また緻密な凹凸や研磨スジも除去できませんので、放置しておくと汚染物質を付着する要因にもなります。